USAのテニスコートの中に別の線が?急成長スポーツ「ピックルボール」がUSAを占領する理由

こんにちは!先日、私用があってハワイへ行ってきました。
今回の旅の大きな目的は別ですが、もう一つの目的の一つは、現地のスポーツ事情を肌で感じること。
特にテニスコートをチェックしに行ったのですが……そこで目にしたのは、これまでの「ハワイの公園」の常識を覆す光景でした。
1. テニスコートに引かれた「謎のライン」
アラモアナ公園やカピオラニ公園など、ローカルにも人気のテニスコートを訪れると、ある「違和感」に気づきます。
「テニスのラインの内側に、別の色のラインが何本も引いてある……?」
よく見ると、テニスコート1面のスペースを分割するように、小さなコートが2面、場所によっては4面分も詰め込まれています。
そこで響いているのは、テニスの「ポーン」という高い音ではなく、板で叩くような「コンッ、コンッ」という軽快な音。
いま全米、そしてここハワイを席巻している「ピックルボール(Pickleball)」の波が、テニスコートを文字通り「占領」し始めていたのです。
2. なぜテニスコートが「併設」されるのか?
もともとテニス大国のアメリカですが、なぜあえてテニスコートの中にピックルボールを強引に入れているのでしょうか。
そこにはハワイならではの切実な事情と、このスポーツの恐ろしいほどの成長スピードがありました。
-
スペースの有効活用: テニスコート1面の広さがあれば、ピックルボールなら4面作れます。つまり、同じ面積で最大16人が同時にプレーできるということ。土地の限られたハワイの公園にとって、これほど効率の良いスポーツはありません。
-
「とりあえず併設」からのスタート: 新しく専用コートを作るには予算も時間もかかります。そこで、既存のテニスコートに「ピックルボール用のライン」を上書きすることで、低コストで爆発的な需要に応えているのが現状です。
3.数字で見る、ピックルボールの「異常な」急成長
単なる一過性の流行ではありません。アメリカでの競技人口はここ数年で数千万人規模に膨れ上がっています。
-
背景にある「アクセスの良さ」: テニスよりもコートが狭いため、走る距離が短く、シニア世代でも膝への負担が少ない。一方で、ネット際の駆け引きは非常にスピーディーで、若者も夢中になります。
-
「アロハ・スピリット」との共鳴: ピックルボールは非常に社交的なスポーツです。コートが狭い分、プレイヤー同士の距離が近く、試合中も笑い声や会話が絶えません。この「オープンな雰囲気」が、ハワイの文化に完璧にフィットしていると感じました。
4. 今後の展望:テニスとピックルボールの「共存」か「交代」か
現地では、テニス愛好家とピックルボール派の間で「コートの奪い合い」が起きるほど熱を帯びています。
今後は、単なる「併設」ではなく、ピックルボール専用の大型コンプレックスがハワイ各地に増えていくでしょう。
実際に、古くなったテニスコートをすべてピックルボール用に転換する改修工事も始まっています。
ハワイのテニスコート事情は、まさに「伝統的なスポーツから、より社交的で効率的な新しい形へのシフト」の最前線にありました。
5. 最後に:日本の未来をハワイで見た
今回のハワイで強く感じたのは、「この波は必ず日本にも来る」ということです。
限られた土地で、子供からお年寄りまでが一緒になって汗を流し、笑い合う。
そんなピックルボールの光景は、数年後の日本の公園やスポーツ施設のスタンダードになっているかもしれません。
NFLではこれから来る波のピックルボールには力を入れています。当然テニスも好きです。
事業としてピックルボールの成長と、バドミントンやスカッシュ、テニスなどとの共存をどのようにしていくかなどを考えたいと本気で思っています。
スポーツは楽しい。そのスポーツを皆さんと味わってみたいと思っています。
ピックルボールは何だろうと思われた方、ぜひ、NFL末広体育館まで足をお運びください。待っております。
この記事へのコメントはありません。